【離婚・ペット】婚姻費用や財産分与を含めて交渉し、希望していた愛犬を引き取ることができた事例

事例の依頼主様
30代|女性
相談前の状況
■ ご相談の概要
依頼者は、夫から離婚を求める通知を受け取り、その対応に困って当事務所にご相談された女性でした。
夫婦は婚姻中に2匹の犬を飼っていましたが、依頼者は、そのうちの1匹を特に可愛がっていました。
依頼者としては、夫との離婚自体には応じてもよいと考えていましたが、その犬については、離婚後も自分が引き取って一緒に暮らすことを強く希望していました。
そこで、当事務所では、離婚に伴うさまざまな条件の中でも、依頼者にとって最も重要な希望であった「愛犬を引き取ること」を実現することを重視して交渉を進めることとしました。
■ 愛犬の取得を最優先とした離婚交渉
離婚の際には、夫婦の財産関係だけでなく、別居期間中の婚姻費用など、さまざまな金銭的な問題が生じることがあります。
本件でも、依頼者には別居期間中の婚姻費用を請求することや、夫婦のその他の財産について財産分与を求めることなども考えられました。
もっとも、依頼者が最も希望していたのは金銭の取得ではなく、夫婦で飼っていた2匹の犬のうち、特に可愛がっていた1匹を自分が引き取ることでした。
そこで、当事務所では、この希望を最優先にして離婚条件全体を検討しました。
解決への流れ
■ 婚姻費用や財産分与を含めた交渉
当事務所から夫側に対し、依頼者が希望する犬を引き取ることを求めて交渉を行いました。
その際、単に犬の引渡しだけを求めるのではなく、依頼者が別居期間中の婚姻費用を請求しないことや、その他の財産について財産分与を求めないことなども含め、離婚条件全体について調整を行いました。
依頼者にとって何を最も優先すべきかを確認しながら、金銭的な条件も含めて交渉を進めることで、夫側との合意を目指しました。
- 解決済み
- ■ 解決結果
- 交渉の結果、依頼者が希望していた犬を引き取ることについて夫側の合意を得ることができました。
- 依頼者は、別居期間中の婚姻費用を請求せず、その他の財産についても財産分与を求めないこととする一方、最も大切にしていた愛犬を引き取り、離婚後も一緒に生活することができることとなりました。
- 本件では、金銭的にどれだけ多く取得できるかではなく、依頼者にとって何が最も重要なのかを踏まえて離婚条件を組み立て、それを実現することができました。
ルノ法律事務所
比嘉弁護士からのコメント

■ 弁護士からのコメント
離婚事件では、財産分与や慰謝料などの金銭的な条件が注目されがちですが、当事者が離婚に際して大切にしたいことは、必ずしも金銭だけとは限りません。
特に、夫婦でペットを飼っている場合、「離婚後にどちらがペットを引き取るのか」が非常に重要な問題となることがあります。
法律上、ペットは人間の子どもと同じように親権を定める対象ではありません。そのため、離婚後にどちらがペットを引き取るかについては、夫婦間での話し合いや、財産関係を含む離婚条件全体の中で解決を図ることになります。
本件では、依頼者にとって愛犬を引き取ることが何よりも重要であったため、婚姻費用やその他の財産分与を含めた条件を総合的に検討し、愛犬の取得を最優先として交渉を行いました。
離婚条件を検討する際には、単純に「いくら受け取れるか」だけではなく、ご本人が離婚後の生活において何を最も大切にしたいのかを明確にした上で、その希望を実現するために他の条件を含めて交渉することも重要です。
解決までの期間 2か月




